商品詳細ページのSEO改善をする事で流入数が2倍に増えた

ピラミッド型サイト構造からフラット型サイト構造への変化
トップページはネットショップの入り口であり、顔です。多くのお客様がその入口を通り、商品カテゴリやオススメ商品、特集ページなどを経由し、商品詳細ページへ辿り着きます。
自社のネットショップへ訪れてくれたお客様を購入へ上手に誘導出来る様、セールの情報やオススメ商品の特集などへの導線をどの様に配置し、サイトの下位階層へ流していくかが重要だという考え方が、トップページを頂点としたピラミッド型的なサイト構造の考え方です。
しかし、安定的に売れるネットショップは安定的な集客を行なうために、ピラミッド型の階層構造ではない、フラット型のサイト構造を意識しているサイトです。
フラット型のサイト構造とは、サイト内全てのページが入口となるランディングページであるという構造です。お客様が何かを購入したいと思った時点では、まだあなたのネットショップの存在を知りませんし、いつも利用しているショップがある場合以外には、おおまかな商品ジャンルを元に検索するケースが多くあります。
そういった購入意欲に近いキーワードを使用して検索を行なうお客様に対し、フラット型のサイト構造の方が購入アクションへ繋がりやすくなります。
また、安定的な集客を行なうためにもフラット型のサイト構造の方が有利です。商品詳細ページが検索経由での訪問者にとってのランディングページとして割合が多い方が、安定的なサイトへのアクセス数を維持することが出来ます。
1ページへの訪問者数が1日10だとしても、1000点の商品を扱うショップならば、10,000のアクセスになります。そして、このアクセス数は商品点数を増やせば増やすほど、単純に掛け算式で増やすことが出来るため、ネットショップのアクセス数を上げていくには手堅い策となります。
商品詳細ページのSEO改善をする事で流入数が2倍に増えた
実際に弊社でコンサルティングと、商品ページの改善リニューアルを行なわせていただいたネットショップでは、約3ヶ月で自然検索からの流入が2倍に増えたケースがあります。
それまでは自然検索からの流入キーワードが圧倒的にショップ名やブランド名でしたが、商品詳細ページの構造やソースコードの書き方へ徹底的なSEO対策を施した事で、店舗名以外でも幅広いキーワードで検索上位表示される様になり、リニューアル以前はほぼアクセスの無かった様なページが入り口となり、サイトへのアクセス数も増加しています。
集客の窓口が増えたことにより、ランディングしたページが目的の商品とは異なっていたとしても、検索キーワードはニーズ属性が近い物なので、商品詳細ページ内の「おすすめの商品」や「関連商品」から横移動をし、結果として購入へ繋がっています。
また、一度離脱をしてしまったとしても、再度「この前見たアレ…」という曖昧な記憶から検索を行ったとしても、まったく同じページがヒットしなくても自社の類似商品が検索でヒットする事で、再訪問による購入へ繋げることができます。
売上の結果を分けるのは商品詳細ページでの改善積み重ね
これからネットショップを始めよう、始めたものの売上が思うように伸びないという方は、商品詳細ページを今一度見直しましょう。
商品詳細ページの改善は一度何かしただけでは大きな成果を掴む事が出来る可能性は低いです。何度も実践と検証を重ね、高速でPDCAを回す事でしか自社にとって最適な改善策が何であったかを見つけることは出来ません。
ページタイトルや商品説明文の書き方の見直し、ページ自体の構造見直し、検索エンジンに解釈のされやすいソースコードの書き方などを徹底的に研究し、それを自社の商品詳細ページへ落とし込む。こういったポイントをしっかりと見直すことで、売上げアップに繋げて行くことができます。
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