ホームページの「店舗へのアクセス」を変えるアプリ?LINE Maps for Indoor

LINE株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:森川 亮)は、同社が運営する無料通話・無料メールスマートフォンアプリ「LINE(ライン)」 http://line.me の新たなファミリーアプリとして、ショッピングモールやデパートなどの商業施設内のナビゲーションに特化した地図アプリ「LINE Maps for Indoor(ライン マップス フォー インドアー)」をAndroid版先行(無料)で公開いたしましたので、お知らせいたします。
サービスを開始した「LINE Maps for Indoor」は、ショッピングモールやデパートなどの商業施設内のナビゲーションに特化した地図アプリサービスです。目的の店舗やレストランの名称を入力、もしくは、地図上をタップすることで簡単に行き先を指定することができ、現在地から目的地までを最短距離でナビゲーションします。
対応言語は日本語のみならず、英語、中国語の簡体字・繁体字、韓国語の5言語で利用ができるので、外国人観光客にも活用いただけます。まずは、観光客にも人気のある東京近郊エリアの渋谷ヒカリエやルミネ、コレドといった37施設にて利用可能で、対応施設は今後も拡大予定です。
出典 : 【LINE】ショッピングモールやデパートなど商業施設内のナビゲーションに特化した 地図アプリ「LINE Maps for Indoor」をAndroid向けに先行公開
2014年11月12日にLINEから新しいアプリ、「LINE Maps for Indoor」が公開されました。2014年10月9日に開催された「LINE CONFERENCE TOKYO 2014」でも話題となっていたアプリです。LINE MALLの様に、Android版のみが先行公開です。
郊外のショッピングモールで真価を発揮しそう
現在はまだ一部の商業施設にしか対応をしていないのですが、今後対応する商業施設が増えていくと、LINE@等と組み合わせたO2Oマーケティングが盛り上がりそうです。
この「LINE Maps for Indoor」は、郊外の大型ショッピングモールへ対応をしてからが活用されるアプリだと思います。郊外にあるイオンモール等の広大な敷地を持つショッピングモールは、施設の端から端までが一駅分はあるんではないか、という位に広い所もあります。
越谷のレイクタウンなど、駅からすぐの入り口から、モールの最も奥にあるユニクロやライトオンがあるエリアまで、歩いて15分かかりました。それくらいの広さになってくると地図は欠かせません。
フロアマップは必要な時にすぐ見つからない…
しかし、ショッピングモール内に設置されている地図やフロアマップを見ても、まず自分がどこに居るかを把握出来ていないと役に立ちません。また、地図を読むのが苦手な人は自分の現在地がわかった所で、どちらの方向へ向かえば良いのかがわからない場合が多いのではないでしょうか。
ネットショップだけではなく、郊外のショッピングモールへ実店舗を展開するアパレルショップや飲食店の公式ウェブサイトに掲載されている店舗情報の「アクセスガイド」というページを見ても、大抵の場合はそのお店が入っている館(ショッピングモール)への行き方しか載っていない場合がほとんどです。
ホームページで本当に必要なアクセスマップは施設の中の地図
しかし、実際にお店を訪れる人が本当に知りたいお店への行き方は、ショッピングモールの中に入ってからでしょう。広大な敷地を持つショッピングモールならば尚更、そのお店がどこにあるのかわからなくなってしまう事が多いのではないかと思います。実際に自分の経験上でも、ショッピングモールの中で迷子になった事はあります。そもそもフロアマップは、ある程度距離を置いた一定の間隔で設置されている事が多く、「あのお店ってどこだろう?」と思っても、そもそもフロアマップを置いてある場所を見つける事が出来ない場合があります。
かと言ってGoogle Mapなどはショッピングモールの中までは対応をしていないため、ショッピングモール内のお店の位置まで調べることは出来ません。また、目的のお店の公式サイトで調べようとしても、「○○○ショッピングモール2F」とだけ書かれている事がほとんどです。越谷のレイクタウンなど、2階というだけでも相当な面積があるにも関わらず…です。
LINE@と連携する?
いずれ、このLINE Maps for Indoorは、アパレルショップ等が多数導入をしているLINE@と連携した機能が追加されると思います。アパレルブランドや飲食店の公式サイト店舗ページから、直接そのお店までの詳しい行き方をガイドしてくれる様になるでしょう。
現在地を友人と共有することも可能
これは、家族や恋人との待ち合わせにとても便利な機能でしょう。「私、あのお店見たい」「じゃあ本屋で待ってるわ」というケースに役立ちそうです。また、お買い物中に「ちょっとトイレ」と言って別れた後に、再度合流するのは広いショッピングモールだと大変です。携帯電話で「今どこ?」と連絡が取れたとしても、初めて訪れる場所ならば、自分や相手の居場所を口頭で説明するのは大変です。地図で居場所を共有できるというのは、かなり大切な機能です。