ネットショップのSEO対策するならページタイトルに手間をかける

ページタイトルはネットショップのSEO対策を行う上で最重要
ネットショップの売上を上げるためには、検索エンジンからの検索流入数を増やすことが、最もコストを掛けずに行える手段の一つです。多数の商品を取り扱う通販サイトでよく目にするのは、同じ商品だけれどサイズ違い等バリエーションがある商品場合、それぞれ別の商品ページを持っているにも関わらず全て同じ商品タイトルになっている事です。
ページタイトルは、HTMLソースのタグの中にあるタグ部分です。Googleなどの検索エンジンのロボットは、この部分を非常に重要視しています。そのページがどの様な内容のページなのか?を最も端的に表す部分であり、このページタイトルに含まれるキーワードが検索結果へ表示させる際の優先順位判定において、かなり高い重要度を持っていると言われています。なので、商品ページのページタイトルをどの様に付けるのか?が、ネットショップのSEO対策を行う上で最重要な事項とも言えるでしょう。それほどネットショップのSEO対策上重要な部分ですので、最も手間をかけるべき部分なのです。
ページタイトルに手間をかけるとは、どういう事か
では、ネットショップのSEO対策を行なう上で、ページタイトルへ手間をかけるとはどういう事か。それは、あなたのネットショップに掲載されている全ての商品ページのページタイトルを、全て個別の物にする事です。
株式会社SJPでコンサルティングを行わせていただいている通販サイトでも、担当をさせていただいた直後にGoogleウェブマスターツールを使ってサイト内を調べてみると、ページタイトルが重複するページが300件以上検出されました。これらの商品ページ全てに対し、1ヶ月以上かけて個別のページタイトルを設定し直す作業を行った所、検索エンジンから訪れるお客様の数が、作業以前の約2倍にまで増えました。それ程、ネットショップのSEO上効果が出やすい部分であると言えます。
全ての商品ページに個別のページタイトルを付けるべき理由
ページタイトルは先に述べたように、Googleなどの検索エンジンにとって非常に重要な判断基準です。ページタイトルは、いわばお店の看板の様なものです。街を歩いていて、同じ内容が書かれた看板がズラっと並んでいたら、どのお店へ入れば自分の探す物が見つかるのか、わかりませんよね。同じページタイトルが設定された商品ページが複数存在してしまうと、検索エンジンのロボットに重複した内容のページであると判断され、検索結果での表示順位が下がる、最悪の場合はペナルティを課される(検索結果に全く表示されなくなる)場合もあります。
バリエーションがある場合の商品ページタイトルの付け方
ネットショップの中には、同じ商品の内容量違い等バリエーションがある商品に、それぞれ個別の商品ページを作っている場合もあります。
そういった場合、ページタイトルは
- 「チョコチップクッキー 50g | サンプルショップ名」
- 「チョコチップクッキー 100g | サンプルショップ名」
- 「チョコチップクッキー 200g | サンプルショップ名」
としていたりします。これは、使用しているネットショップのサービスによっては商品名をそのままページタイトルへ反映させるため、感覚として商品登録を行う人にとっては「商品名」を入力する作業を行っているだけであり、「ページタイトル」を書いている感覚が無いからであると思われます。ネットショップのSEO対策において非常に重要なのがページタイトルであり、これを蔑ろにしていては大きな機械損失を生んでいると言えるでしょう。
とは言え、同じ商品の内容量違いなのに異なる商品ページタイトルなんて、どうやって書くの?という疑問もある事でしょう。検索をするお客様の気持ちになって考えれば、ちゃんと別々の商品タイトルを書くことはできます。
- 「チョコチップクッキー 食べ切りサイズの80g入り | サンプルショップ名」
- 「チョコチップクッキー 3時のおやつにぴったりサイズの150g | サンプルショップ名」
- 「チョコチップクッキー パーティー等の大人数でも満足の300g | サンプルショップ名」
最初の例では単純に「商品名」だけがページタイトルに入っていましたが、参考例では「その商品のおすすめ用途」を入れています。商品ページごとに個別のページタイトルを設定してSEO対策に有利なだけなく、お客様が検索結果で目にした際にも「これは自分が探している目的に近そうだ」と感じてもらえる様、お客様が抱えている課題をその商品で解決できる理由を商品ページのページタイトルへ書いています。
ネットショップのSEO対策で重要なのは、お客様の気持でページタイトルを考える事
ネットショップを運営する上で陥りがちな事は、「データの入力作業」を行っている感覚になる事です。しかし、インターネット通販においてはウェブページに表示される文字や写真が、ネットショップへ訪れていただいたお客様へ接客を行っているのだ、という感覚をしっかりと持つ事です。お客様が「なぜ、その商品を手に取りたくなるか?」という視点で、商品名を考える事が非常に重要な要素なのです。